債務整理後のローンと生活|何がどう変わるのか

「債務整理をしたらローンが組めなくなるんでしょう?」債務整理を検討している人が一番心配になるのがこの点です。

 

私たちの生活に「ローン」や「クレジットカード」は欠かせないものになっています。住宅ローンはもちろん、車を買うときもローンを利用する人は多いでしょう。また、インターネットでの買い物の時はクレジットカード決済を利用する人がほとんどではないでしょうか。

 

債務整理をすると、基本的にこれらの「ローン」は組めなくなります。

 

また「クレジットカード」も審査が通らず使えなくなります。

 

「そんなの不便!無理!」

 

そう思いますか?意外とそうでもないんですよ。

 

この記事では「ローン・クレジットカードを利用しない生活」について説明しますね。

 

ローンを組めず、クレジットカードも使えなくなるのはなぜ?

自己破産や個人再生はもちろん、任意整理も含めて「債務整理」を行うと、信用情報機関に「この人は債務整理をした」という情報が記載されます。

 

債務整理をした人がローンを組もうとしたり、クレジットカードを作ろうとしたりすると、申込を受けた金融機関はその信用情報の内容を確認し、「この人は過去に債務整理をしているな。そんな人に貸せるかな?どうかな?」とう形で審査の可否を判断します。たいていの場合、審査には通りません。

 

たとえば、友人Aから「Bにお金を貸したが踏み倒された」と聞いたあとにBから「お金を貸してくれない?と言われたら、「返してもらえない可能性があるから貸すのやめておこう…」と思いませんか?それと同じことです。

 

どれくらいの期間ローンやクレジットカードが使えないのか

情報機関にもよりますが、任意整理の場合は5年間自己破産や個人再生の場合は10年間、情報が残るとされています。現時点で自分がどういう状況なのか確認するためには、3つある情報機関から自分の情報を取り寄せることで確認することができます。

 

ローン・クレジットカードのない生活

当たり前のようにローンやクレジットカードを利用している場合、それらを使わないで生活するというのは想像しにくいかもしれません。しかし、使わずに生活をしている人も多くいます。現金のみで生活をしていると家計の把握もしやすく、結果的に節約になるとも言われています。

 

ローンなどの種類別にひとつひとつ考えていきましょう。

 

住宅ローン

 

「結婚→子どもができる→マイホーム購入」という構図は最近やや崩れてはいるものの、それらを夢見る、また当然そうあるべき、と思う人はまだ多いものです。

 

ローンを組まずに住宅を買える人はほんの一握り。ほとんどの人はローンを組んで購入しますので、ローンを組めないということは残念ながらその時点では住宅を購入できない、ということになります。悔しいかもしれませんね。でも考えてみてください。「マイホーム」が「今」本当に必要ですか?

 

最近では「一生賃貸」という考えの人も増えてきています。子どもを育てている時は家族の状況に合わせて賃貸で暮らし、子どもが巣立ったら夫婦だけが住めるマンションを購入する…という人もいます。また、マイホーム購入にはデメリットも伴います。

 

特に新興住宅地などの場合は購入前に近隣住民の情報が入ってこないことが多く、いざ建てて住んでみたら隣人がとても変わり者で困ってしまった、でもお互い持ち家だから引っ越せない…このようなトラブルはよくあります。

 

急いで購入することにメリットはほとんどありません。信用情報に債務整理の記載がなくなるまでは賃貸で過ごし、その間できるだけ頭金を貯めておく、というのがベストな選択肢でしょう。

 

「どうしても今家が欲しい!」という人の中には配偶者や親を契約者にして申し込む人がいるようです。絶対にだめとは言えませんが、今後の人間関係などについてきちんと考え、契約者となる本人とよくよく話し合って検討する必要があります。特に夫婦の場合は離婚した場合にトラブルになることが多くあります。

 

車のローン

車を購入するときにもローンはよく利用されます。車についても家と同様、「今本当に必要か?」をまず考えるようにしましょう。

 

休日遊びに行くときに乗る程度であれば、公共交通機関を利用したり、レンタカーを利用することを検討しましょう。維持費のことを考えるとその方が安上がりです。

 

また、少しずつお金を貯めておいて、中古の軽自動車などを一括で買う、という手もあります。安いものだと数十万円で買えることもあるので、これを機に一度カーショップを覗いてみてもいいかもしれません。

 

車は便利ですが、なくても生活している人は多くいます。

 

「なくてもいいのでは」という視点を持って、他の手段を検討してみましょう。

 

キャッシング

ATMにカードを挿入するとお金が出てくるキャッシング。非常に便利に使っていた人も多いでしょう。しかしそれで債務が重なって苦しみ、債務整理を行ったのですよね。

 

今後、キャッシングはすっぱりあきらめましょう。「自分が稼いだお金の範囲内で生活する」ことが基本です。収入が足りなければアルバイトを増やしたり、転職を検討したりしましょう。支出が多いのなら、節約しましょう。

 

面倒ですが、家計簿を付けることをおすすめします。家計簿は自分の経済状況を知るために非常に有用です。

 

クレジットカード

ネットショッピングの決済のときに便利なクレジットカードですが、クレジットカードがなくても買い物はできます。

 

  • 銀行振込
  • コンビニ/郵便局払い
  • 料金代引
  • プリペイドカード

 

など、ショップによってクレジットカード以外でも様々な決済方法があるので特に不便は感じないはずです。もちろん「ショッピングをしすぎない」という意識を持つことも大切ですよ。

 

 

どちらの生活を選びますか?

ここまで読んで、「やっぱり不便だな…債務整理はやめておこうかな」と思ったかもしれませんね。でも、考えてみてください。

 

  1. 「ローンやクレジットカードは使えるが、借金でいっぱいいっぱいの生活」
  2. 「やや不便はあるが、借金のない生活」

 

あなたにとって、どちらが魅力的に思えるでしょうか。お金は全てではありませんが、生活の多くの部分を占めることも事実。債務整理をしてお金についての心配事をなくし、新たなスタートを切ってみませんか?